① 生物学・自然人類学の分野のひとつ。生物の能力の優劣は遺伝によって決定される部分が大きいのではないかという観点に基づいて、人間や高等動物を研究する。20世紀の前半に盛んであった。
① 身体的、精神的に秀でた能力を有する者の遺伝子を保護し、逆にこれらの能力に劣っている者の遺伝子を排除して、優秀な人類を後世に遺そうという思想。優生学の成果に立脚する。人種差別や障害者差別を理論的に正当化することになったといわれる。遺伝子のみならずナチスによって命の選別にも使われた。
eugenic sterilization; eugenic sterilisation