① 言語表現における簡潔な内容のこと。認識した内容の大まかな、もしくは本質的な表現。ある程度の社会的共通性が認められる(低レベルではあっても客観性がある)場合に概念という呼称が用いられる。② 単語の意味。(「単語の別称」ではなくて、個々の単語の実質的な意味内容。)③ 認識の枠組。類概念。例:「文学という概念からはずれる」。④ 〔哲学用語〕事物の本質をとらえる思考の形式。捨象、抽象化というプロセスを経る。(カント哲学では先天的概念の存在も認める。)
① 名詞に付けて「~のような」「~の性質の」「~についての」「~に関する」等の意を表わす形容動詞を造る。明清期の用法の影響と想像されるが、英語の接尾辞"-tic"の音写との説もある。② (俗語。主に「〜的な」「〜的に」の形で広く名詞・代名詞に付けて)「~の点」「~の上」「~に関する」といった意味を表す。③ (俗語。主に「〜的な」の形で広く語句に付けて)「~というような」「~という趣旨の」といった意味を表す。